“まんばい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
万梅50.0%
萬倍25.0%
萬梅25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時分からあったのがいまの「大増だいます」の手まえを木深く奥へ入った「大橋写真館」である。「大増」のところには、その時分、浅草五けん茶屋の一つにかぞえられた「万梅まんばい」があった。
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
片手かたてわざにもなつより手足てあしいろどりて、新年着はるぎ支度したくもこれをばてぞかし、南無なむ大鳥大明神おほとりだいめうじんひとにさへ大福だいふくをあたへたまへば製造せいぞうもとの我等われら萬倍まんばい利益りゑきをとひとごとにふめれど
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
其建物そのたてものをいへば松田まつだ寿仙じゆせん跡也あとなり常磐ときは萬梅まんばい跡也あとなり今この両家りやうけにんまへ四十五銭と呼び、五十銭と呼びて、ペンキぬり競争きやうそう硝子張がらすはり競争きやうそうのきランプ競争きやうそう火花ひばならし候由そろよしそろ
もゝはがき (新字旧仮名) / 斎藤緑雨(著)