“まつしぐら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
驀地77.4%
驀直9.7%
眞直3.2%
騫直3.2%
驀然3.2%
驀進3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
驀地まつしぐらに真に向つて突進して行つた運動、さういふ運動の気分が、日露戦役の終る時分から、凄じい勢でこの文壇に漲り渡つて来た。
明治文学の概観 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
うばすきもなく裏口うらぐちより驀直まつしぐら迯出にげいだ行衞ゆくゑも知れずなりにけり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
車輪を洗ふ許りにひた々と波の寄せてゐる神威古潭かむゐこたんの海岸を過ぎると、錢凾驛に着く。汽車はそれから眞直まつしぐらに石狩の平原に進んだ。
札幌 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
扨も八田掃部は騫直まつしぐら追懸おつかけ來りしが三五郎めはたしかに此寺に迯込にげこんだるに相違無しと御寺へ駈入眼をくばりながら住持に向ひ若し/\御寺樣てらさま只今人を殺して立退たちのきし者が此寺へ駈込かけこみしを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
すきこそあれや、たとばかり、鞭ひらめかし、驀然まつしぐら
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
蒸気きつけ、驀進まつしぐら、パテー会社の映画フイルムの中の
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)