“ばくじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
幕事66.7%
驀地33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この李仁は南廊閣子庫なんろうかくしこ幕事ばくじであった。許宣はその李幕事の家にいて、日間ひるま官巷かんこうで薬舗をやっている李幕事の弟の李将仕りしょうしという人の家へ往って、そこの主管ばんとうをしていた。
雷峯塔物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
この李仁は南廊閣子庫なんろうかくしこ幕事ばくじであった。許宣はその李幕事の家にいて、日間ひるま官巷かんこう薬舗くすりみせをやっている李幕事の弟の李将仕りしょうしと云う人の家へ往って、そこの主管ばんとうをしていた。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
彼は九月江戸を発し、驀地ばくじ九州に入り、豊肥を経、長崎に赴き、露艦に乗じ、海外に航せんとす。即ち異日における象山が買禍ばいかの本案たる、「この子に霊骨有り」の送詩は、この時につくりしなり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)