“ふくはい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
腹背73.3%
副牌6.7%
伏拜6.7%
伏拝6.7%
複稗6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この場合、弦之丞は、後からくるお十夜を先に討つべきか、それとも、旅川周馬を先に追おうか? 前後の敵、腹背ふくはいの難——さすがに迷いみだれていた。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
中でも、紅軍の副牌ふくはい(部将)周謹しゅうきんの働きは目ざましく、彼の槍の前に立ちうる者はなかった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もって副牌ふくはい(部の将校)に取り立て得さす。——管軍かんぐん書記、さっそく辞令を彼に授けろ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
モスクワ見物けんぶつだいちやくに、ミハイル、アウエリヤヌヰチは其友そのともづイウエルスカヤ小聖堂せうせいだうき、其處そこかれ熱心ねつしん伏拜ふくはいしてなみだながして祈祷きたうする、さうして立上たちあがり、ふか溜息ためいきしてふには。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
モスクワ見物けんぶつだいちゃくに、ミハイル、アウエリヤヌイチはそのともをまずイウエルスカヤ小聖堂しょうせいどうき、そこでかれ熱心ねっしん伏拝ふくはいしてなみだながして祈祷きとうする、そうして立上たちあがり、ふか溜息ためいきしてうには。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
ドイツでは、長篇と短篇との区別を、単稗たんはい(Novelle)複稗ふくはい(Roman)にわけてゐて単に長短の別を以て区別せず、内容でそれをわけてゐる。
小説新論 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)