“はらだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
腹立71.8%
原田12.8%
肚立12.8%
2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
腹立はらだたしさに、なかばきたい気持きもちをおさえながら、まつろうにらみつけた徳太郎とくたろうほそまゆは、なくぴくぴくうごいていた。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
認め右道具屋の請取をへ町奉行所へ差出たり之に依て翌日同心原田はらだ大右衞門下谷の自身番じしんばんへ出張し家主いへぬしひろ次郎を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
帯刀は手紙を巻きながら、「朝田さんの意見はわかった」とうなずき、ついで肚立はらだたしげに云った、「だがこの手紙を読んでいるのに、なぜ隼人はなにも云わなかったんだ」
ちくしょう谷 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
たま/\一念迷ひ初め、自ら凡夫となるゆゑに、三毒五欲の情起り、殺生偸盜邪婬、慾惡口兩舌綺語妄語、いかはらだち愚癡我慢、貪り惜みて嫉み妬みだつた……。
ボルネオ ダイヤ (旧字旧仮名) / 林芙美子(著)