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肚立
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はらだ
ふりがな文庫
“
肚立
(
はらだ
)” の例文
「またこんなにお預かりしたの、お
祖父
(
じい
)
さん」留守に来て又三郎の置いてゆく金を見て、お紋は
肚立
(
はらだ
)
たしげによくそう云った
野分
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
帯刀は手紙を巻きながら、「朝田さんの意見はわかった」と
頷
(
うなず
)
き、ついで
肚立
(
はらだ
)
たしげに云った、「だがこの手紙を読んでいるのに、なぜ隼人はなにも云わなかったんだ」
ちくしょう谷
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
そう思うと、おみのにも自分にも
肚立
(
はらだ
)
たしくなり、酔いに任せて
饒舌
(
じょうぜつ
)
になった。
五瓣の椿
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
こう云うばかりでまったく
埓
(
らち
)
が明かなかった、したがって死んだものと信じていた八百助の帰ったことは
肚立
(
はらだ
)
たしくもあるが、また一方では巨富の所在がわかるだろうという希望をも持たされたのだ。
艶妖記:忍術千一夜 第一話
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
それがまた
肚立
(
はらだ
)
たしくなるのであった。
雪の上の霜
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
肚
漢検1級
部首:⾁
7画
立
常用漢字
小1
部首:⽴
5画
“肚”で始まる語句
肚
肚裡
肚黒
肚芸
肚中
肚胸
肚底
肚癒
肚皮
肚胆