“ははおや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
母親97.2%
母御0.9%
生母0.9%
養母0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、母親ははおやおしえました。するとみんな一生懸命いっしょうけんめい、グワッ、グワッと真似まねをして、それから、あたりのあおおおきな見廻まわすのでした。
私は弟が生れると、たちまち母御ははおやの愛を専有できなくなつた。それが憎くらしかつた。
神童の死 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
私はこの老女ひと生母ははおやをたった一度見た覚えがある。谷中やなか御隠殿ごいんでんなつめの木のある家で、蓮池はすいけのある庭にむかったへやで、お比丘尼びくにだった。
とにかく愛子は某富豪華族の御落胤で、おさだまりの里子上りの養母ははおやに、煮て喰われようと焼いて喰われようと文句の云えない可哀相な身上であった事。
近眼芸妓と迷宮事件 (新字新仮名) / 夢野久作(著)