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『神童の死』
ふりがな文庫
『
神童の死
(
しんどうのし
)
』
去年の秋、小田原の近在に意外の大惨虐が行はれた。恐らく、この吾が人生に於ける悲劇中の悲劇であらう。而かも私は、未だ曾てかゝる神聖無垢な殺人犯を見た事が無い。清純にして無邪、真実にして玲瓏の極、のみならず、単純無比にして深刻無比。而かもまた無 …
著者
北原白秋
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約10分(500文字/分)
朗読目安時間
約17分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
歔欷
(
しやく
)
些
(
さ
)
可哀
(
かは
)
尿
(
しつこ
)
凝
(
ぢつ
)
蹲
(
しやが
)
母御
(
ははおや
)
傍
(
はた
)
而
(
し
)
生
(
う
)
彼奴
(
きやつ
)
打突
(
ぶつか
)
退
(
さが
)
彼
(
あ
)
為
(
し
)
畢
(
をは
)
雋鋭
(
せんえい
)
吃驚
(
びつくり
)
自
(
おのずか
)
毬
(
いが
)
尤
(
もつと
)
暫時
(
しばらく
)
嬶
(
かかあ
)
四辺
(
あたり
)
跨
(
また
)
曾
(
かつ
)
錐
(
きり
)
顫
(
ふる
)