“はねと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
刎飛55.6%
跳飛22.2%
反飛11.1%
撥飛11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ヤレまた落語の前座(ぜんざ)が言いそうなことを、とヒヤリとして、漸(やっ)と瞳(ひとみ)を定(さだ)めて見ると、美女(たおやめ)は刎飛(はねと)んだ杖(ステッキ)を拾って、しなやかに両手でついて、悠々(ゆうゆう)と立っている。
春昼後刻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
無法(むはふ)に水夫等(すゐふら)を叱付(しかりつ)けて居(を)つた人相(にんさう)の惡(わる)い船長(せんちやう)の帽子(ぼうし)を、其(その)鳶糸(たこいと)で跳飛(はねと)ばしたので、船長(せんちやう)は元來(ぐわんらい)非常(ひじやう)に小八釜(こやかま)しい男(をとこ)、眞赤(まつか)になつて此方(こなた)に向直(むきなほ)つたが
己を確かに実子と認めたからの事に相違ないに、飽までも打明けて名告らぬ了簡が恨めしいと、むか/\と腹が立ちましたから、金の包を向うへ反飛(はねと)ばして容(かたち)を改め
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
石も、折箱(おりばこ)の蓋(ふた)も撥飛(はねと)ばして、笊を開けた。「御免よ。」「御免なさいよ。」と、雀の方より、こっちが顔を見合わせて、悄気(しょ)げつつ座敷へ引込(ひっこ)んだ。
二、三羽――十二、三羽 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)