“はねとば”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
撥飛50.0%
刎飛25.0%
弾飛25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生憎あいにく其方そなたよろめける酔客すいかくよわごしあたり一衝撞ひとあてあてたりければ、彼は郤含はずみを打つて二間も彼方そなた撥飛はねとばさるるとひとしく、大地に横面擦よこづらすつてたふれたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「毎日白井をさがして歩き廻つてゐる中、円タクに刎飛はねとばされたんです。それでも猫いらずなんか飲まれるより、まだしも寝覚がわるくない方でせう。」
来訪者 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
借金でも何でもッつけッちまえ。しゃくに障ったら片端かたっぱしから弾飛はねとばせ。一般の風潮で、日本にれられなかったら、二人で海外に旅行するさ。それでもけなけりゃ、天に登るこッた。
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)