“跳飛(はねと)” の例文
銀の鈴を鳴らして行く橇に跳飛(はねと)ばされて、足に怪我をしながらも、尚(なお)娘の前途を祝福して、寂しい家の燈(ともしび)の下(もと)に泣いている妻を慰めに帰って行く。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
無法(むはふ)に水夫等(すゐふら)を叱付(しかりつ)けて居(を)つた人相(にんさう)の惡(わる)い船長(せんちやう)の帽子(ぼうし)を、其(その)鳶糸(たこいと)で跳飛(はねと)ばしたので、船長(せんちやう)は元來(ぐわんらい)非常(ひじやう)に小八釜(こやかま)しい男(をとこ)、眞赤(まつか)になつて此方(こなた)に向直(むきなほ)つたが