“はないき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鼻息85.7%
鼻呼吸14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちいさなくせに、なまいきをいうな。」と、うえいてふと鼻息はないききかけますと、からすはびっくりして
馬を殺したからす (新字新仮名) / 小川未明(著)
このあはれなちひさなものは、あいちやんがつかまへたとき蒸氣じやうき機關きくわんのやうなおそろしい鼻息はないきをしました、それからわれとからだを二つにかさねたり、また眞直まつすぐばしたりなどしたものですから
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
とそれは雷のやうな、大きな声でどなりつけ、火のやうな鼻呼吸はないきを、ふーつと鳩にふきかけましたので
小熊秀雄全集-14:童話集 (新字旧仮名) / 小熊秀雄(著)
恐しい鼻呼吸はないきじゃあないか、荷車に積んだ植木鉢の中に突込つっこむようにして桔梗をぐのよ。
政談十二社 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)