“はっくつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
発掘100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
学者がくしゃ学問がくもんのためにというので、書記しょきこころをうごかせられたらしく、熱心ねっしんきまわってくれるのです。そのかいあって、ついにむら発掘はっくつをゆるしました。
うずめられた鏡 (新字新仮名) / 小川未明(著)
またそのたしかに于闐コウタン大寺の廃趾はいしから発掘はっくつされた壁画へきがの中の三人なことを知りました。私はしずかにそっちへすすおどろかさないようにごく声ひく挨拶あいさつしました。
インドラの網 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
日ごと問題の図書館(それは、その後二百年にして地下に埋没まいぼつし、さらに二千三百年にして偶然ぐうぜん発掘はっくつされる運命をもつものであるが)に通って万巻の書に目をさらしつつ研鑽けんさんふけった。
文字禍 (新字新仮名) / 中島敦(著)
博士はかせは、古墳こふん発掘はっくつをてつだってくれた役場やくばわか書記しょきにしろ、学校がっこう先生せんせいにしろ、はなしいていると、みんなわかひとたちは詩人しじんであって、物質ぶっしつだけをたよりとしていない、そのことは
うずめられた鏡 (新字新仮名) / 小川未明(著)