“廃趾”の読み方と例文
読み方割合
はいし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その中に、ミスチ火山の西北に当たるコルカ川の谷でまだ世界に紹介されていない古い都市の廃趾はいしを発見したことが記載されている。
ロプ・ノールその他 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
またそのたしかに于闐コウタン大寺の廃趾はいしから発掘はっくつされた壁画へきがの中の三人なことを知りました。私はしずかにそっちへすすおどろかさないようにごく声ひく挨拶あいさつしました。
インドラの網 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
そこから砂漠さばくを北に横ぎって行くうちに偶然都市の廃趾はいしらしいものを発見した。それが昔の楼蘭ローランであることは発掘の文書で明らかになった。
ロプ・ノールその他 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)