“于闐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
コータン50.0%
コウタン50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
玄弉は十七年の旅をおえてヒマラヤ山北の于闐コータンに帰り、そこに留まって経論きょうろんを講じたが、その間唐の太宗に対し禁令を犯して外遊した罪の赦免を乞うた。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
さらに鳩摩羅什くまらじゅう時代の于闐コータンの建築、カニシカ王時代の北西インドの木造建築、……それを心裡に描き出すについて、われわれはほかにあまり材料を持っていないのです。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
またそのたしかに于闐コウタン大寺の廃趾はいしから発掘はっくつされた壁画へきがの中の三人なことを知りました。私はしずかにそっちへすすおどろかさないようにごく声ひく挨拶あいさつしました。
インドラの網 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
「お早う。于闐コウタン大寺の壁画の中の子供さんたち。」
インドラの網 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)