于闐コータン)” の例文
玄弉は十七年の旅をおえてヒマラヤ山北の于闐コータンに帰り、そこに留まって経論きょうろんを講じたが、その間唐の太宗に対し禁令を犯して外遊した罪の赦免を乞うた。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
さらに鳩摩羅什くまらじゅう時代の于闐コータンの建築、カニシカ王時代の北西インドの木造建築、……それを心裡に描き出すについて、われわれはほかにあまり材料を持っていないのです。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
于闐コータンの発掘品などにも、于闐の衣服らしいのを着た人物を描き込んだのがある。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)