“はちじ”の漢字の書き方と例文
語句割合
八時100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
炬燵こたつの火もいとよし、酒もあたゝめんばかりなるを。時は今何時なんどきにか、あれ、空に聞ゆるは上野うへのの鐘ならん。二ツ三ツ四ツ、八時はちじか、いな九時くじになりけり。
軒もる月 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ひとつない眞暗まつくらなかに、まち歩行あるくものとつては、まだ八時はちじふのに、ほとん二人ふたりのほかはなかつたとふ。
露宿 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ときいま何時なんどきにか、あれ、そらきこゆるは上野うへのかねならん、ふたつ、八時はちじか、いな九時くじになりけり、さてもおそくおはしますことかな、いつも九時くじのかねはぜんうへにてたまふを
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)