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八時
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はちじ
ふりがな文庫
“
八時
(
はちじ
)” の例文
炬燵
(
こたつ
)
の火もいとよし、酒もあたゝめんばかりなるを。時は今
何時
(
なんどき
)
にか、あれ、空に聞ゆるは
上野
(
うへの
)
の鐘ならん。二ツ三ツ四ツ、
八時
(
はちじ
)
か、
否
(
いな
)
、
九時
(
くじ
)
になりけり。
軒もる月
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
灯
(
ひ
)
一
(
ひと
)
つない
眞暗
(
まつくら
)
な
中
(
なか
)
に、
町
(
まち
)
を
歩行
(
ある
)
くものと
言
(
い
)
つては、まだ
八時
(
はちじ
)
と
言
(
い
)
ふのに、
殆
(
ほとん
)
ど
二人
(
ふたり
)
のほかはなかつたと
言
(
い
)
ふ。
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
時
(
とき
)
は
今
(
いま
)
何時
(
なんどき
)
にか、あれ、
空
(
そら
)
に
聞
(
きこ
)
ゆるは
上野
(
うへの
)
の
鐘
(
かね
)
ならん、
二
(
ふた
)
つ
三
(
み
)
つ
四
(
よ
)
つ、
八時
(
はちじ
)
か、
否
(
いな
)
、
九時
(
くじ
)
になりけり、さても
遲
(
おそ
)
くおはします
事
(
こと
)
かな、いつも
九時
(
くじ
)
のかねは
膳
(
ぜん
)
の
上
(
うへ
)
にて
聞
(
き
)
き
給
(
たま
)
ふを
軒もる月
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“八時”の意味
《名詞》
(はちじ)午前または午後零時から8時間たった時刻。
(やつどき)かつて使用された時刻で現在の午前、午後2時頃。やつ。やっつ。
(出典:Wiktionary)
八
常用漢字
小1
部首:⼋
2画
時
常用漢字
小2
部首:⽇
10画
“八時”で始まる語句
八時過