“のりだくさん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
糊沢山50.0%
糊澤山50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白地にあい縦縞たてじまの、ちぢみ襯衣しゃつを着て、襟のこはぜも見えそうに、衣紋えもんゆる紺絣こんがすり、二三度水へ入ったろう、色は薄くも透いたが、糊沢山のりだくさんの折目高。
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
蒸暑むしあつで、糊澤山のりだくさん浴衣ゆかたきながら、すゞんでると、れいやなぎ葉越はごしかげす、五日いつかばかりのつき電燈でんとうけないが、二階にかい見透みとほしおもてえんに、鐵燈籠かなどうろうばかりひとつ、みねだうでもるやうに
浅茅生 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)