“にくけい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
肉桂66.7%
肉刑11.1%
肉柱11.1%
肉髻11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おお、母(かあ)さんや、」とお父(とう)さんが言(い)った。「あすこに、綺麗(きれい)な鳥(とり)が、好(い)い声(こえ)で鳴(な)いているよ。日(ひ)がぽかぽかと射(さ)して、何(なに)もかも、肉桂(にくけい)のような甘(あま)い香気(かおり)がする。」
支那(しな)で昔から行なわれた肉刑(にくけい)の主(おも)なるものとして、黥(けい)、劓(ぎ)(はなきる)、剕(ひ)(あしきる)、宮(きゅう)、の四つがある。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
肉柱(にくけい)の香、沈丁(ちんちょう)の香、空気は匂いに充たされていた。
銀三十枚 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
前なるは手に錫杖(しゃくじょう)をついた一癖(ひとくせ)ありげな偉丈夫(いじょうふ)。後ろなるは、頭に宝珠瓔珞(ほうじゅようらく)を纏(まと)い、頂に肉髻(にくけい)あり、妙相端厳(みょうそうたんげん)、仄(ほの)かに円光(えんこう)を負うておられるは、何さま尋常人(ただびと)ならずと見えた。
悟浄出世 (新字新仮名) / 中島敦(著)