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にくけい
語句 | 割合 |
肉桂 | 66.7% |
肉刑 | 11.1% |
肉柱 | 11.1% |
肉髻 | 11.1% |
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「おお、
母さんや、」とお
父さんが
言った。「あすこに、
綺麗な
鳥が、
好い
声で
鳴いているよ。
日がぽかぽかと
射して、
何もかも、
肉桂のような
甘い
香気がする。」
支那で昔から行なわれた
肉刑の
主なるものとして、
黥、
劓(はなきる)、
剕(あしきる)、
宮、の四つがある。
肉柱の香、
沈丁の香、空気は匂いに充たされていた。
前なるは手に
錫杖をついた
一癖ありげな
偉丈夫。後ろなるは、頭に
宝珠瓔珞を
纏い、頂に
肉髻あり、
妙相端厳、
仄かに
円光を負うておられるは、何さま
尋常人ならずと見えた。