“どやき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
土焼80.0%
土燒20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただちに眼に入るのは石州で見なれない黄色をした土焼どやきである、それは雲州でも名高い布志名ふじなの窯である、ここが世にいう「出雲焼」の重な製産地である、歴史は古いと思える
雲石紀行 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
山形市より遠くない。窯は千歳ちとせ山のふもとに散在する。歴史はそう古くはさかのぼらないが、化政かせいの頃は既に盛である。今は磁器陶器を焼くが、土地では一方を石焼、一方を土焼どやきと呼ぶ。
現在の日本民窯 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
熟練じゆくれん漁師れふし大洋たいやうなみまかせてこべりからなはいだつぼしづめる。なはさぐつてしづめたあか土燒どやきつぼふたゝこべりきつけられるとき其處そこには凝然ぢつとしてたこあしいぼもつ内側うちがはひついてる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)