“とんじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
遁辞76.2%
豚児23.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
父衛侯の返辞は単なる遁辞とんじで、実は、以前厄介になった晋国が煙たさ故の・故意の延引なのだから、欺されぬように、との使である。
盈虚 (新字新仮名) / 中島敦(著)
「僕の関係した事でないから、僕は何とも云うまい。だから君もそう落胆イヤ狼狽ろうばいして遁辞とんじを設ける必要も有るまい」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
他の世界——行為の世界は病弱な自分に対して閉されていたから、などというのは、卑怯ひきょう遁辞とんじであろう。
光と風と夢 (新字新仮名) / 中島敦(著)
これは我が国の上流、殊に西洋家と称する一類の中に行わるる言なれども、全く無力の遁辞とんじ口実たるに過ぎず。
日本男子論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
との一話のごときは、なにものかの作説なるべきも、筮者の遁辞とんじにはこれに類すること往々聞くところである。
迷信解 (新字新仮名) / 井上円了(著)
「はああれか。あれはねわたしの妻子ですんだ。荊妻けいさい豚児とんじどもですよ」
或る女:1(前編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
「まさか。豚児とんじぞろいですもの」
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
しかし広太郎豚児とんじではない。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
よつ其駁雑そのはくざつけづり、校訂かうてい清書せいしよし、豚児とんじ京水にゑがゝしめしもの三巻、書賈しよかこひおうじ老人につげゆるもつてしきしに、発販はつはん一挙いつきよして七百余部よぶひさげり。
よつ其駁雑そのはくざつけづり、校訂かうてい清書せいしよし、豚児とんじ京水にゑがゝしめしもの三巻、書賈しよかこひおうじ老人につげゆるもつてしきしに、発販はつはん一挙いつきよして七百余部よぶひさげり。