“とうち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
十市25.0%
当地25.0%
統治25.0%
湯池12.5%
等置12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
賣り歩く其呼び聲の『十市とうち楊梅やまもゝは、お銀がちぎつた大楊梅は——』(ちぎるはもぐの土佐方言、お銀はいつの頃かの楊梅の産地の美人の名であらう)
歌右衛門うたえもんしたって江戸えどくだってから、まだあしかけ三ねんたばかりの松江しょうこうが、贔屓筋ひいきすじといっても、江戸役者えどやくしゃほどのかずがあるわけもなく、まして当地とうちには、当代随とうだいずい一の若女形わかおやまといわれる
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
第一条 大日本帝国ハ万世一系ばんせいいっけいノ天皇これ統治とうち
大日本帝国憲法 (旧字旧仮名) / 日本国(著)
その青藍色の湯池とうち蠱惑こわく的である。美しさの余り眩惑されて身を投じるものもないとは限らぬ。また十分の威厳を備えておる。百二十度の熱湯はげんとして人を近寄らしめない。まさに女王の感じである。
別府温泉 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
また自ら死するのにこの美しい湯池とうちを選ぶものも皆無とはいえまい。
別府温泉 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
そして、この「必然と自由の等置とうち」こそ、彼らが天才であることのしるしでなくてなんであろうか?