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とおち
ふりがな文庫
“とおち”の漢字の書き方と例文
語句
割合
十市
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十市
(逆引き)
天皇はこの頃、
岩戸
(
いわと
)
の少卿大蔵種直の家を仮の御所としていた。人々の家も野や田の中に散在する始末であるから、さながら大和の
十市
(
とおち
)
にいるような感じである。
現代語訳 平家物語:08 第八巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
十市
(
とおち
)
ノ皇女といふ玉のやうな御子となつて実をむすんだか——といふ事のいきさつについても、恐らく鏡ノ王女は一ばん明るくない者の一人なのかも知れなかつた。
春泥:『白鳳』第一部
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
もはやそんなあやふやな身分の女性ではなくて、せいぜい内輪に見つもつたところで、彼女はすでに
十市
(
とおち
)
ノ
女王
(
ひめみこ
)
の母であつた。これは彼女が大海人によつて生んだ一人娘である。
鸚鵡:『白鳳』第二部
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
とおち(十市)の例文をもっと
(3作品)
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