“てっかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鉄環42.9%
鉄管28.6%
鉄幹14.3%
鉄冠7.1%
鉄艦7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幾多いくたの罪人を呑み、幾多の護送船を吐き出した逆賊門はむかしの名残なごりにそのすそを洗う笹波ささなみの音を聞く便たよりを失った。ただ向う側に存する血塔けっとうの壁上におおいなる鉄環てっかんがっているのみだ。
倫敦塔 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
向うに見える太い鉄管てっかんは、海面かいめんすれすれまで下りている。重い毒瓦斯は、あの方へ排気はいきするんだ。風下はベンガルわんだ。
このごろは学校でオルガンに新曲を合わせてみることに興味をもって、琴の六段や長唄の賤機しずはたなどをやってみることがある。鉄幹てっかんの「残照」は変ロ調の4/4でよく調子に合った。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
「わしの符籙かじふだは、事が起らんさきなら効があるが、こうなってはなんにもならん、四明山に鉄冠てっかん道人という偉い方がおられるから、その方に頼むがいい」
牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
けれども商売が如何いかに繁昌するも、産業がなにほど隆盛に趣くも、はたまた個人の所得如何にゆたかに、国庫の歳入が幾ら充溢するも、更にまた鉄艦てっかんうみおおうも、貔貅ひきゅうに満つるも
国民教育の複本位 (新字新仮名) / 大隈重信(著)