“づのう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
頭脳60.0%
頭腦40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
代助はむかしひとが、頭脳づのうの不明瞭な所から、実は利己本位の立場に居りながら、みづからはかたひとためと信じて、いたり、感じたり、激したり、して、其結果遂に相手を
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
三千代みちよを平岡に周旋したものは元来が自分であつた。それを当時にくゆる様な薄弱な頭脳づのうではなかつた。今日こんにちに至つて振り返つて見ても、自分の所作しよさは、過去をらすあざやかな名誉であつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
おちたるもおちたるもした敷石しきいし模樣もやうがへのところありて、ほりおこしてみたてたる切角きりかど頭腦づのうしたゝかちつけたれば甲斐かひなし、あはれ四十二の前厄まへやく人々ひと/″\のちおそろしがりぬ
大つごもり (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
口突き刺せば鋭利なる槍は頭腦づのうの下を過ぎ、 345
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)