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づのう
ふりがな文庫
“
頭脳
(
づのう
)” の例文
旧字:
頭腦
彼の
頭脳
(
づのう
)
のへんに冴えてゐるには一驚を喫する。その立体的で簡勁な筆致は言はずもがな。彼の犯罪的の作品は以上のものにとどまらない。
探偵小説小論
(新字旧仮名)
/
佐藤春夫
(著)
世間
(
せけん
)
から
見
(
み
)
ては、
病的
(
びやうてき
)
な
頭脳
(
づのう
)
や
狂人
(
きちがひ
)
じみた
気質
(
きしつ
)
の
人
(
ひと
)
もないことはなかつた。
竹村自身
(
たけむらじしん
)
にしたところで、この
点
(
てん
)
では、
余
(
あま
)
り
自信
(
じしん
)
のもてる
方
(
はう
)
ではなかつた。
彼女の周囲
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
代助は
昔
(
むかし
)
の
人
(
ひと
)
が、
頭脳
(
づのう
)
の不明瞭な所から、実は利己本位の立場に居りながら、
自
(
みづか
)
らは
固
(
かた
)
く
人
(
ひと
)
の
為
(
ため
)
と信じて、
泣
(
な
)
いたり、感じたり、激したり、して、其結果遂に相手を
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
三千代
(
みちよ
)
を平岡に周旋したものは元来が自分であつた。それを当時に
悔
(
くゆ
)
る様な薄弱な
頭脳
(
づのう
)
ではなかつた。
今日
(
こんにち
)
に至つて振り返つて見ても、自分の
所作
(
しよさ
)
は、過去を
照
(
て
)
らす
鮮
(
あざや
)
かな名誉であつた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“頭脳”の意味
《名詞》
頭脳(ずのう)
脳。脳髄。頭。
思考力。判断力。
組織や団体などで中心となる人物。首領。
(出典:Wiktionary)
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
脳
常用漢字
小6
部首:⾁
11画
“頭脳”で始まる語句
頭脳明晰