“つきいだ”の漢字の書き方と例文
語句割合
突出100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
早く早くとわめくを余所よそに、大蹈歩だいとうほ寛々かんかんたる老欧羅巴エウロッパ人は麦酒樽ビイルだるぬすみたるやうに腹突出つきいだして、桃色の服着たる十七八の娘の日本の絵日傘ゑひがさオレンジ色のリボンを飾りたるを小脇こわきにせると推並おしなら
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
するりと槍を取直し、肩に立懸けつえつきつつ、前にかがみて、突出つきいだせる胸のくれない襯衣しゃつ花やかに、右手めてに押広げてたたいたり。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
もま不幸ふかうの上に大不幸だいふかう異見いけんらしくも言散しサア何處いづこへなり勝手に行とおもての方へ突出つきいだ泣倒なきたふれたる千太郎を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)