“つきで”の漢字の書き方と例文
語句割合
突出100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蟾蜍ひきがえるに向って、美とは何ぞやと尋ねて見よ。蟾蜍は答えるに違いない。美とは、小さい頭から突出つきでた大きな二つの団栗眼どんぐりまなこと、広い平べったい口と、黄色い腹と褐色の背中とを
それは半分沼の中へ突出つきで粗面岩そめんがんで、高さ十二フィートあまりの、丁度巨人が横伏したような恰好をしている、敦夫はその岩へ登って、さっき男の姿の見えなくなった辺を覗いて見た。
殺生谷の鬼火 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
まざまざとして発見されたのであった、その他湖上の処々しょしょに、青い松の木が、ヌッと突出つきでていたり、真赤に熟した柿の実の鈴生すずなりになっておる柿の木が、とる人とてもなく淋しく立っているなど
雪の透く袖 (新字新仮名) / 鈴木鼓村(著)