“ちせん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
地仙50.0%
池泉50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一寸ちよつとくつさき團栗どんぐりちたやうなかたちらしい。たゞしその風丰ふうばう地仙ちせんかく豫言者よげんしやがいがあつた。小狡こざかしきで、じろりと
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
みちを学びしんを修めたから、その功が満ちぎょうって、照道大寿真しょうどうだいじゅしんと呼ばれるようになっておるが、近ぢかのうちに、地仙ちせんせきを脱して、天仙てんせんになることになっておる、この霊窟れいくつ
神仙河野久 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
しかもそこは、善美をつくした庭作り、おかあり池泉ちせんあり馥郁ふくいくと咲く花あり、書院茶室の結構はいうまでもなく、夜を待つ春日燈籠かすがどうろうの灯が、早くもここかしこにまたたいている。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大堰川おおいがわをとりいれて、——その中心に祇園精舎ぎおんしょうじゃにならった毘盧遮那仏びるしゃなぶつの本堂をすえ、塔、楼閣、講堂、山門、七十七の寮舎、八十四けん外廊がいろう、鐘楼、輪蔵りんぞう池泉ちせん、橋、そのほか
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)