“たいよう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
太陽94.0%
胎養2.0%
大要1.3%
大洋1.3%
太洋0.7%
態様0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
目がさめたときには、すっかり夜があけ、明るい太陽たいようがさしこんでいて、出勤しゅっきんしてきた店員てんいんの話し声や掃除そうじをする音がきこえていた。
彼女の血潮の中に胎養たいようされつつある肉塊は、そのとたんに、まだ母体のうえに変化という程なすがたも持たないのに、どこかで、悲鳴を揚げているようだった。
御鷹 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
発見者はっけんしゃは、老人ろうじんうちのすぐとなりにんでいて、去年きょねんあたり開業かいぎょうした島本守しまもとまもるという医学士いがくしだつたが、島本医師しまもといしは、警察けいさつ事件じけん通報つうほうすると同時どうじに、大要たいようつぎのごとく、その前後ぜんご事情じじょうべた。
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)
航海中は毎日の嵐で、始終船中に波を打上げる。今でも私は覚えて居るが、甲板の下に居ると上に四角な窓があるので、船が傾くとその窓から大洋たいよう立浪たつなみく見える。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
大空をわたる雲の一片となっているか、谷河の水の一滴となっているか、太洋たいようあわの一つとなっているか、又は思いがけない人の涙堂にたくわえられているか、それは知らない。
小さき者へ (新字新仮名) / 有島武郎(著)
5 政治的統合の態様たいよう
政治学入門 (新字新仮名) / 矢部貞治(著)