“たいきよ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大擧33.3%
大渠33.3%
退去33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その天麩羅屋てんぷらやの、しかも蛤鍋はまなべ三錢さんせんふのをねらつて、小栗をぐり柳川やながは徳田とくだわたし……宙外君ちうぐわいくんくははつて、大擧たいきよして押上おしあがつた、春寒はるさむ午後ごごである。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
階下の室には人多くゆききする足音あのとしきりに、屋外の大渠たいきよには小舟の梶音かぢのと賑はしかりき。われは暫し目蕩まどろみしに、ふとマリアの死せることを知り得たり。
此者このもの共儀今曉こんげう寅刻なゝつどき頃主人近江守持場もちば御橋の中程に於て口論こうろん箇間敷がましき儀申つのり居候故番所より聲掛こゑかけ追拂はんと致せし處一圓退去たいきよ仕つらず互いにつかみ合金八十兩を双方さうはう自分の物の由申爭ひ候段御場所柄ばしよがら
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)