“じゅうしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
銃身27.3%
重臣18.2%
重心18.2%
従臣9.1%
獣心9.1%
獣身9.1%
重辰9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この一げきで、さしも精巧せいこうなドイツせいも、銃身じゅうしんがみにくくがってしまいました。
春はよみがえる (新字新仮名) / 小川未明(著)
蔚山城うるさんじょうのかこみのとけたのは、正月三日で、宇喜多秀家うきたひでいえ蜂須賀阿波守はちすかあわのかみ毛利輝元もうりてるもとなど十大将たいしょうが、背後はいごからみんの大軍を破った。このとき入城にゅうじょうしてきた毛利輝元は、重臣じゅうしん宍戸備前守ししどびぜんのかみにむかって
三両清兵衛と名馬朝月 (新字新仮名) / 安藤盛(著)
以来二十番台の牽引力けんいんりょくが強くなって、大抵十八九番に重心じゅうしんたもった。これぐらいの出来栄できばえなら人から恨まれる心配はない。もっとクラスは常に一致和合して無事平穏だった。
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
すなわち、武田伊那丸と従臣じゅうしんのふたりは、大九郎が桑名くわなじんを引きはらうと同時に、秀吉ひでよしにわかれて小太郎山こたろうざんへかえるべく、徳川家とくがわけ城地じょうち危険きけんをおかして進んでいったという話。——
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
五円紙幣を手に入れたものは、顔までが、悪魔の弟子のようになった。獣心じゅうしんが、檻を破り、ムラムラと、飛びだした。一味の者は、細心の注意をもって、機会を見ては、巧みに、煽動した。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
獣身じゅうしんを成して後に人心を養うとうのが私の主義であるから、生れて三歳五歳まではいろはの字も見せず、七、八歳にもなれば手習てならいをさせたりさせなかったり、マダ読書はさせない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
うお積む舟の岸に寄る月 重辰じゅうしん
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)