“じやけん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
邪慳93.1%
邪險3.4%
邪見3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女のかりそめの娯楽をも邪慳じやけんに罪するやうな態度に出て、二人は絶間なく野獣同士のごといがみ合つた。凡てが悔恨といふのも言ひ足りなかつた。
途上 (新字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
與吉よきちはおつぎにかれるときいつもくおつぎの乳房ちぶさいぢるのであつた。五月蠅うるさがつて邪險じやけんしかつてても與吉よきちあまえてわらつてる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
おつぎはれて邪險じやけん與吉よきちをゆさぶることもあつた。それで與吉よきちしまひには砂糖さたうくちにしながらすや/\とねむる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ひそめ奉公なりともしてかせがなば又兎も角も成べしと思ひ定めし事なれば和女そなたあとに殘り居て二人の娘をたのむぞよかくいは邪見じやけんと思はんが我さへ居ねば年貢の未進も何とか村役人衆むらやくにんしゆ仕法しはふ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)