“しろあと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
城址48.4%
城跡29.0%
城趾19.4%
城後3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この島のものは実に見厭みあきません。もとより古い城址しろあとや寺院やびょうや神社や、それらの建物には、忘れ得ぬ数々のものがあります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
落城後らくじょうごもなく、城跡しろあとの一三浦みうらぞくはかきずかれましたので、わたくし自分じぶん住居じゅうきょからちょいちょい墓参ぼさんをいたしましたが、はかまえつむっておがんでりますと
そうかと思うとお互いの口は古い城趾しろあとにたった二つだけ取り残された門のように固くざされておりますのねえ。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「いや元親公の仰には、左京之進殿ことは、悪逆があったから切腹さしたが、勝賀野次郎兵衛にお構いなく、所領安堵である、ただ左京之進殿の城後しろあとを受取り来れとのことでござる」
八人みさきの話 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)