“しょうこく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
相国50.0%
生国31.8%
峭刻4.5%
昌国4.5%
昌谷4.5%
譙国4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
都に還ると、献帝けんていはいよいよ彼を怖れ給うて、自身、鸞輿らんよに召して、凱旋軍がいせんぐんを迎え、曹操を重んじて、漢の相国しょうこく蕭何しょうかの如くせよと仰せられた。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こういう身の上の少女が生国しょうこくを知らず、ふた親の名を知らず、わが名を知らないのは、さのみ珍しいことでもない。
青蛙堂鬼談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
李徴はようや焦躁しょうそうに駆られて来た。このころからその容貌ようぼう峭刻しょうこくとなり、肉落ち骨ひいで、眼光のみいたずらに炯々けいけいとして、かつて進士に登第とうだいした頃の豊頬ほうきょうの美少年のおもかげは、何処どこに求めようもない。
山月記 (新字新仮名) / 中島敦(著)
宋の宣和せんな年中に、明州昌国しょうこくの人が海あきないに出た。
「このごろ少し詩文の勉強をしている」と綱宗は云った、「その詩は李長吉の作で、故郷の昌谷しょうこくをうたったものだ、それは第七句から第十句までを抜き書きにしたのだが、いや、まあ読んでみてくれ」
その残るひとりが譙国しょうこくの人、すなわち許褚です。強いわけですよ
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)