“しほんぬし”の漢字の書き方と例文
語句割合
資本主100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
資本主しほんぬし機械きかい勞働らうどうとに壓迫あつぱくされながらも、社會しやくわい泥土でいど暗黒あんこくとのそこの底に、わづかに其のはかな生存せいぞんたもツてゐるといふ表象シンボルでゞもあるやうなうたには
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
つまり資本主しほんぬしが儲けを得たら、それを使用人と一緒にけてたのしむといふのは、カアネギーから始まつた事で、これ迄の富豪かねもち達の知らなかつた事なのだ。だからシユワツブは言つてゐる。
もとより當人たうにんは、資本主しほんぬしではなかつたのだけれども、いよ/\といふあかつきに、勘定かんぢやうしてるとおほきな缺損けつそんこときまつたので、無論むろん事業じげふ繼續けいぞくするわけかず、當人たうにん必然ひつぜん結果けつくわ地位ちゐうしなつたぎりになつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)