“したてや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仕立屋75.0%
裁縫師15.0%
裁縫屋10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いへ小路せうぢ引込ひつこんで、とほりのかどに「蒲燒かばやき」といた行燈あんどうばかりあり。はややつがむやみと飛込とびこむと仕立屋したてやなりしぞ不思議ふしぎなる。
神楽坂七不思議 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
せめてガウンのやうなものでも手に入れることが出來たらなあ。裁縫師したてやに誂らへてやらうかとも思つたのだが、どいつもこいつも鈍物ばかりで、こちらの話がから分らないのだ。
狂人日記 (旧字旧仮名) / ニコライ・ゴーゴリ(著)
……ぜんうちにゐてまはりをはたらいてくれた淺草あさくさ婿むこ裁縫屋したてやなどは、土地とち淺草あさくさ丸燒まるやけにされて、女房にようばうには風呂敷ふろしきみづびたしにしてかみにかぶせ、おんぶした嬰兒あかんぼには
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)