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ざみせん
ふりがな文庫
“ざみせん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
三味線
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三味線
(逆引き)
「義太夫は」「ようよう久しぶりお出しなね。」と見た処、壁にかかったのは、
蝙蝠傘
(
こうもりがさ
)
と
箒
(
ほうき
)
ばかり。お妻が手拍子、口
三味線
(
ざみせん
)
。
開扉一妖帖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
一人淋しき
痩
(
や
)
せ
老爺
(
おやぢ
)
の
破
(
や
)
れ
三味線
(
ざみせん
)
かかへて行くもあり、六つ五つなる女の子に
赤襷
(
あかだすき
)
させて、あれは紀の国おどらするも見ゆ、お
顧客
(
とくい
)
は
廓内
(
かくない
)
に居つづけ客のなぐさみ、女郎の憂さ晴らし
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
口
三味線
(
ざみせん
)
で間にあって、そのまま動けば、
筒袖
(
つつッぽ
)
も振袖で、かついだ割箸が、柳にしない、花に咲き、さす手の影は、じきそこの隅田の雲に、
時鳥
(
ほととぎす
)
がないたのである。
開扉一妖帖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
よき
女
(
をんな
)
もあり
男
(
をとこ
)
もあり、五
人
(
にん
)
七
人
(
にん
)
十
人
(
にん
)
一
組
(
くみ
)
の
大
(
おほ
)
たむろもあれば、一
人
(
にん
)
淋
(
さび
)
しき
痩
(
や
)
せ
老爺
(
おやぢ
)
の
破
(
や
)
れ
三味線
(
ざみせん
)
かゝへて
行
(
ゆ
)
くもあり、六つ五つなる
女
(
をんな
)
の
子
(
こ
)
に
赤襻
(
あかだすき
)
させて、あれは
紀
(
き
)
の
國
(
くに
)
おどらするも
見
(
み
)
ゆ
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
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(3作品)
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