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三味線
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ざみせん
ふりがな文庫
“
三味線
(
ざみせん
)” の例文
「義太夫は」「ようよう久しぶりお出しなね。」と見た処、壁にかかったのは、
蝙蝠傘
(
こうもりがさ
)
と
箒
(
ほうき
)
ばかり。お妻が手拍子、口
三味線
(
ざみせん
)
。
開扉一妖帖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
一人淋しき
痩
(
や
)
せ
老爺
(
おやぢ
)
の
破
(
や
)
れ
三味線
(
ざみせん
)
かかへて行くもあり、六つ五つなる女の子に
赤襷
(
あかだすき
)
させて、あれは紀の国おどらするも見ゆ、お
顧客
(
とくい
)
は
廓内
(
かくない
)
に居つづけ客のなぐさみ、女郎の憂さ晴らし
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
口
三味線
(
ざみせん
)
で間にあって、そのまま動けば、
筒袖
(
つつッぽ
)
も振袖で、かついだ割箸が、柳にしない、花に咲き、さす手の影は、じきそこの隅田の雲に、
時鳥
(
ほととぎす
)
がないたのである。
開扉一妖帖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
よき
女
(
をんな
)
もあり
男
(
をとこ
)
もあり、五
人
(
にん
)
七
人
(
にん
)
十
人
(
にん
)
一
組
(
くみ
)
の
大
(
おほ
)
たむろもあれば、一
人
(
にん
)
淋
(
さび
)
しき
痩
(
や
)
せ
老爺
(
おやぢ
)
の
破
(
や
)
れ
三味線
(
ざみせん
)
かゝへて
行
(
ゆ
)
くもあり、六つ五つなる
女
(
をんな
)
の
子
(
こ
)
に
赤襻
(
あかだすき
)
させて、あれは
紀
(
き
)
の
國
(
くに
)
おどらするも
見
(
み
)
ゆ
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“三味線”の解説
三味線(しゃみせん)は、日本の有棹弦楽器。もっぱらいて演奏される撥弦楽器である。四角状の扁平な木製の胴の両面に猫や犬の革を張り、胴を貫通して伸びる棹に張られた弦を、通常、イチョウの葉の形をしたで弾き演奏する。
(出典:Wikipedia)
三
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
味
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
線
常用漢字
小2
部首:⽷
15画
“三味線”で始まる語句
三味線堀
三味線弾
三味線草
三味線箱
三味線包
三味線屋
三味線引
三味線彈
三味線棹
三味線糸