トップ
>
ごへん
ふりがな文庫
“ごへん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
御辺
92.6%
御邊
7.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御辺
(逆引き)
今
御辺
(
ごへん
)
ほどに剛なる人いまだ見ず、我に
年来
(
としごろ
)
地を争ふ敵あつて、
動
(
やや
)
もすれば彼がために悩まさる、しかるべくは御辺、我敵を討つてたび候へと
懇
(
ねんごろ
)
に
語
(
かたら
)
ひけれ、秀郷一義もいはず
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
着くとそのまゝ『此方へ』と
仰
(
お
)
っしゃって、奥庭の亭へお通しなされ、あたりに人を一人も置かず、さし向いにおなりなされて、
田兵
(
たひょう
)
殿、今度ばかりは
御辺
(
ごへん
)
の命を三成が助けて進ぜるぞと
聞書抄:第二盲目物語
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
ごへん(御辺)の例文をもっと
(25作品)
見る
御邊
(逆引き)
御邊
(
ごへん
)
の
可惜
(
あたら
)
武士を捨てて世を
遁
(
のが
)
れ給ひしも、扨は横笛が深草の里に
果敢
(
はか
)
なき終りを
遂
(
と
)
げたりしも、起りを糾せば
皆
(
みな
)
此の重景が所業にて候ぞや
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
捕へん
爲
(
ため
)
追行
(
おひゆく
)
と云給へど千住にて今朝より
暮方迄
(
くれがたまで
)
女を相手に
快樂
(
たのしみ
)
日の暮てより夜道をさるゝ事今の話に
符合
(
ふがふ
)
せず
誠
(
まこと
)
の事を云ひ給へと
詰
(
なじ
)
るに左仲は
御邊
(
ごへん
)
は何人なれば先程より
我等
(
われら
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
一
昨夜
(
さくや
)
奪
(
うば
)
はれ
逐電
(
ちくでん
)
致せし故夫を捕へんと
斯
(
かく
)
夜道も厭はず通るなり
御邊
(
ごへん
)
は又
何故
(
なにゆゑ
)
此處を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
重景、
今更
(
いまさら
)
御邊
(
ごへん
)
と
面合
(
おもてあは
)
する面目もなけれども、我身にして我身にあらぬ今の我れ、
逃
(
のが
)
れんに道もなく、厚かましくも先程よりの
體
(
てい
)
たらく、
御邊
(
ごへん
)
の目には嘸や厚顏とも鐵面とも見えつらん。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
ごへん(御邊)の例文をもっと
(2作品)
見る