“ごうん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御運42.9%
五蘊28.6%
五薀7.1%
五陰7.1%
伍雲7.1%
御連7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
右内は如何いか御運ごうんが悪いとて、八百石取のお身の上が、人も通わぬ山中さんちゅう斯様こん茅屋あばらやすまっておいでになるのか、お情ないと気の毒そうに上って来ました。
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
(『山堂清話さんどうせいわ』に曰く、「五蘊ごうんはじめて起こる。これを名づけて生となす。ないし、四大分散、これを名づけて死となす。識神しきしんごうしたがいて後有に旋帰す」と)
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
「観自在菩薩、深般若波羅蜜多をぎょうずる時、五薀ごうん皆空かいくうなりと照見して……」
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
尼総持にそうじは「慶喜けいき阿閦仏国あしゅくぶっこくを見、一見更に再見せざるが如し」と答える。達磨いう、「汝得タリ吾肉」。道育は、「四大もと空、五陰ごうん有に非ず、我見る処、一法得べきなし」
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
金川門きんせんもんまもりを失いて、帝みずから大内たいだいきたもうに当り、孝孺伍雲ごうんためとらえられて獄に下さる。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
『ああなぜか、御連ごうんがひらきませぬ。かくも、主従、武者勤むしゃづとめに、まごころを、くだくといえども、時やら、世の悪さやら……。いッかと、御運の芽が』