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ぎはふ
一
時麻雀競技會の
常勝者としてその
技法をたゞ
驚歎されてゐた
某が、
支那人式の
仕方からすれば
至極幼稚な
不正を
行つてゐたことが
分るし
技法の
尖鋭慧敏さは
如何ほどまでも
尊ばれていい
筈だが、やたらに
相手の
技法に
神經を
尖がらして、
惡打を
怒り
罵り、
不覺の
過ちを
責め
咎め
が、もう
一つは
氣質の
相違によるものだらう。
言ひ
換へると、
支那人は
技法の
巧拙は
別問題として、
可成り
自由に
延び
延びと
麻雀を
遊び
樂しむからではあるまいか?