“きらび”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
綺羅美44.4%
33.3%
11.1%
華美11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが、後ろの一段高い桟敷さじきにあって花燈かとうえを横顔に、玉杯をあげていた綺羅美きらびやかな人々があった。これなん文官のりゅう長官夫妻であったのである。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
天の宮人みやびと達四方よりこの聖歌に和し、いづれの姿も是によりていよ/\きらびやかになりたりき 九七—九九
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
稜嶒りょうそうたる岩山のしたの町ムスカットのその夜は、イラン、エジプトご新婚の賓客ひんきゃくをそっくりひき受け、ヨーロッパ社交界に鳴るきらびやかな連中が
人外魔境:10 地軸二万哩 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
袴下はかましたから袖へかけて石持こくもち模様を白く置いて黒羽二重くろはぶたえに、朱色の下着、茶宇の袴に黄金こがねづくりの大小を華美きらびやかに帯び、小桜を抜いた淡緑うすみどりの革足袋たびに、草履ぞうり爪先つまさきもつつましく小腰をかがめました。
艶容万年若衆 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)