“きらびや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
80.0%
燦爛20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
土産もなしに一人歩行あるきして來るなど悉皆しつかいためしのなき事なるに、思ひなしか衣類もいつもほどきらびやかならず、稀に逢ひたる嬉しさに左のみは心も付かざりしが、聟よりの言傳とて何一言の口上もなく
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
いまだにに入りて客に来しこともなく、土産もなしに一人歩行あるきして来るなど悉皆しつかいためしのなき事なるに、思ひなしか衣類もいつもほどきらびやかならず、まれひたる嬉しさにさのみは心も付かざりしが
十三夜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
燦爛きらびやかなる扮装いでたちと見事なるひげとは、帳場より亭主を飛び出さして、うやうやしき辞儀の下より最も眺望ちょうぼうに富みたるこの離座敷はなれに通されぬ。
書記官 (新字新仮名) / 川上眉山(著)