“あざや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
96.6%
2.3%
0.6%
鮮明0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黒點は次第にあざやかになりぬ。時に一人の老漁ありて、かちいろなる無庇帽つばなしばうしを戴き指を組み合せて立ちたりしに、不意にあなやと叫べり。
それから裾を引きずる緋のうちかけを纒うた尼さんの衣をしたゝあざやかな眞紅に燃え立たせた。
崖の下 (旧字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
導者と我とはあざやかなる世に歸らんため、このひそかなる路に入り、しばしのやすみをだにもとむることなく 一三三—一三五
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
彼は始めて新らしい世界に臨む人の鋭どい眼をもって、実家へ引き取られた遠い昔を鮮明あざやかに眺めた。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)