“きらい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
86.7%
機雷6.7%
帰来3.3%
嫌否1.7%
1.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
又ブリュー・ブラックの性来きらいな余は、わざわざセピヤ色の墨を買って来て、遠慮なくペリカンの口を割ってました。
余と万年筆 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
実業家は嫌いだから、実業家の片割れなる金田某もきらいに相違ないがこれも娘その人とは没交渉の沙汰と云わねばならぬ。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
なにごとかと聞いたところ、オランダの汽船が、機雷きらいにやられて沈んでいるのが見えるそうである。
沈没男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「そういえば、昔の写真に出ている機雷きらいみたいな形をしていますわね」
三十年後の東京 (新字新仮名) / 海野十三(著)
白髪しらがは増したかも知れぬが将軍は歓呼かんこうち帰来きらいした。
趣味の遺伝 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
帰来きらい急に『六国史』を取ってこれを読み、いにしえの聖君英主海外蛮夷を懾服しょうふくしたるの雄略を観て、慨然として曰く、「われ今にして皇国の皇国たる所以を知れり」と。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
ところが、幽霊は大嫌否きらいさ。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
が、筆のついでに、座中の各自てんでが、すききらい、その季節、花の名、声、人、鳥、虫などを書きしるして、揃った処で、ひとつ……何某なにがし……すきなものは、美人。
第二菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)