“無三四”の読み方と例文
読み方割合
むさし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
両国の野天講釈や祭文さいもんで聞きおぼえた宮本無三四むさしや岩見重太郎や、それらの武勇譚が彼の若い血を燃やして、清水山の妖怪探索を思い立たせた。
半七捕物帳:43 柳原堤の女 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
宮本無三四むさしは、佐々木巌柳がんりゅうを打ち倒しても、まだその生死のほどを見極めるまでは、近寄ることをしなかった。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ところが、幽霊は大嫌否きらいさ。「弁慶も女は嫌否かッ。「宮本無三四むさしらいに恐れて震えたという。「遠山喜六という先生は、蛙を見ると立竦たちすくみになったとしてある。 ...
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)