“きらひ”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きみきらひだつたいぬ寢室しんしつにはれないでくから。いぬへばきみは、犬好いぬずきのぼつちやんの名前なまへぼく使つかつたね。
「三つの宝」序に代へて (旧字旧仮名) / 佐藤春夫(著)
「疑ふ、疑はんと云ふのは二の次で、私はその失望以来この世の中がきらひで、すべての人間を好まんのですから」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
きらひな子だよ、お前は何時でもちやかしてお了ひだけれども、眞箇なんだよ。」とおふくろは躍起やくきとなツて、「そりやお前には私の苦勞が解らないんだから………」
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)