“かんもん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
関門26.7%
勘文20.0%
喚問20.0%
貫文13.3%
函門6.7%
勘問6.7%
考文6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いくら二十面相が魔法使いだって、この四重五重の関門かんもんを、どうしてくぐりぬけられるものか。ハハハ……。
怪人二十面相 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
たちまちにして消え去った後は白雲に化したと申します。そのとき安部殿(在貞)などのたてまつられた勘文かんもんでは、これは飢荒、疾疫群死、兵火起、あるいは人民流散、流血積骨の凶兆であった趣でございます。
雪の宿り (新字新仮名) / 神西清(著)
お待たせ申して相済みません。私は外へ出ていました。……あなたの喚問かんもんを避けるためではなく、その話をするために、たぶん呼び返されるだろうと思われる事件を
ぜに六十三万五千四十貫文かんもん
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
市外の函門かんもんは、ゆうべから物々しく固められていた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
およそ北京ほくけい山東さんとう尼姑にこことごとく逮捕して京に上せ、厳重に勘問かんもんし、ついに天下の尼姑という尼姑をとらうるに至りしが、得るあたわずしてみ、遂に後の史家をして、妖耶ようか人耶ひとかわれこれを知らず
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
安倍清季の考文かんもんに依つて、今宵からそなたと俺とは、臥床を換へるのであつたな。下らなければならぬのは、俺だつた。(渡、快活に立ち上らうとする)
袈裟の良人 (旧字旧仮名) / 菊池寛(著)